19:16分
森田さんの流れるようなスピーチの後、再びFFの歴史を感じさせる
時間がホール内の静けさと共にやって来ます。

『 03-1.メインテーマ(FF1より) 』

３曲目はFF1〜3のメドレーとなっており、
始めは初代FFから続くプレリュードが静かに流れました。

この後、一体どんな物が選曲され、どの様に奏でられるのだろう？
ワクワクして待つ僕たちの耳に届いたその曲。
それは、メドレーの大事な１発目に相応しい
FF1のメインテーマでした！

前奏のアレンジ部分から何かを感じ取ったのか？
1からのコアなファンが思わず身を乗り出します！
いえ、実際にそう言う人を見たわけではありませんが(^^;
気持ち的にそんな方もきっといらっしゃったと思います。

そして、軽快なリズムで奏でられるサビが流れると、あちこちから

「懐かしい〜」

と言う声が聞こえてきました。
そうですよね〜、１５年も前の事ですものね♪

この曲を聴いた多くのファンは、記憶の中でコーネリア王女を救う為
光の戦士となってガーランドの元へ向かったことでしょう！
アダムは戦士になれず、ヘボヘボだったけど。(^^;

『 03-2.マトーヤの洞窟(FF1より) 』

そして２発目は、今なお色あせない旋律で絶大な人気を誇っている
マトーヤの洞窟がエントリーされました。

FC版に比べると随分スローテンポにアレンジされたオーケストラ版
マトーヤは、冒険心を駆り立てられる感じよりも、しっとりとした
バラード調？で、４回繰り返される伸びのあるサビは、聴いていて
鳥肌が立つほど良かったです。メチャメチャ感動しました！

当時の記憶が残っているファンの方は、マトーヤが探していた
水晶の目や、洞窟にいた動くほうきが教えてくれた不思議な呪文、

「とくれせん たぼーび」

の事などを思い出していた事でしょう！

僕ですか？
僕にはゲームの記憶がありませんから、ただただ静かに流れる旋律に
感動し、打ち震えていました！

『 03-3.水の巫女、エリア(FF3より) 』

メドレーも中盤！
３発目はFF3より、難破船にて助けた水の巫女、エリアの曲。
FF3はしっかりと最後まで遊びましたけど、如何せん、
このイベントの事はちっとも覚えていません。(^^;
皆さんはどうだったでしょうか？

儚くも散ってしまうひとかけらの命に込められた、大切な想い。
水のクリスタルの称号を獲得した戦士たちは、
その想いを遂げるため水の洞窟を後にする・・・。
エリアの想い、あなたには届きましたか？

『 03-4.チョコボのテーマ(FF3より) 』

４発目は愛くるしい姿でみんなを虜にし、古くはFF2の時代から
その姿を我々の前に現してくれた、伝説の生き物(召喚獣)チョコボ！
タクトを振る竹本さん自身も非常に楽しそうです。

回を重ねるごとに色々な種類のチョコボ、それに合わせるように
様々なチョコボのテーマが作られましたが、今回は３(だと思う)
と言う事もあり、一番シンプル、それでいて
全てのチョコボのテーマに通ずる原点とも言うべき曲を
披露して下さいました。

「チョコボって言ったらやっぱりコレだよね〜♪」

ってノリで、皆さんはきっと３に止まらず、シリーズに登場する
色々なチョコボを思い浮かべていたことでしょう！
そして皆さんのチョコボはきっと、頭の中を２倍速で走り続けて
いたんでしょうね♪

僕の頭の中でも、バッツを乗せたボコが尻尾をフリフリ
軽快に草原を駆けていました！

『 03-5.反乱軍のテーマ(FF2より) 』

メドレー最後の曲は、FF2より物語の要であるパラメキア帝国に
立ち向かうフィンのレジスタンス、反乱軍のテーマ。

幾多の困難に遭い、昨日まで寝食を共にした有志が
今日は冷たい骸(むくろ)となってしまう。
明日は我が身かもしれない・・・。
しかし、それでもフリオニール、マリア、ガイはパラメキア皇帝の
非道を絶つため、アルテアの町にて反乱軍に参加する。

劣勢に次ぐ劣勢、戦況は悪くなる一方！
それでも仲間を信じ、居なくなってしまったレオンハルトの
影を求め、戦いに明け暮れる３人。
それをサポートする白魔導士ミンウ、レジスタンスの戦士ヨーゼフ、
ディスト国最後の竜騎士リチャード、カシュオーンの王子ゴードン、
女海賊レイラ・・・。

窮地に追いつめられ、それでも一条の光を信じ、
世界の平和を取り戻さんと立ち上がる反乱軍のテーマは、
何処か物悲しさを背負いつつも、希望を忘れず、
勇気を奮い立たせてくれる力強さを感じさせてくれます。

自分たちの信念を曲げず、正義を貫き通し悪を討つ！
この曲はそんな気持ちにさせてくれる力がありますね。
あと、何となくですけど非常にオーケストラ向けな感じがしました。
管楽器が大活躍！って感じで、トランペットやトロンボーンが
これでもか〜！って位に幅をきかせ、ダイナミックな演奏が
高揚感が増すメロディーと併せてとても気持ちよかったです。