19:24分
約８分間に渡って、FFの歴史の一端を見せてくれた今回のメドレー。
最後の曲が終わると、惜しみない拍手が送られます。

「どうもありがとうございました〜」
「ありがとうございました〜」

竹本さん、東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんに丁寧にお礼を
言いながら、司会のお二方が再登場します。

「凄いですね！はい！チョコボが・・・可愛い〜〜〜！！」

"チョコボ"、のところで溜(た)めを作った青木さんが
可愛い〜〜〜！と驚喜すると、それを見ている男性陣は
青木さん自身が可愛い〜〜〜！と感じた事でしょう！
いや、少なくとも自分は感じました。(^^;

「会場内に放し飼いにされているんで、2,3匹捕まえて
　持って帰っちゃって良いよ！」
「捕まえたいよ！」

森田さんの軽い冗談にもきちんとツッコミを入れる青木さん。
二人の司会進行は終始こんな感じで進んでいきます。
そして青木さんのこの一言。

「こちらからは見えないんですよ。皆さんの顔が・・・」

舞台に立つ司会役の二人にはスポットライトが当たっていますが、
ホール側、つまり僕たち客席の照明はもちろん落ちているので、
僕たちから二人は見えても、二人からは見えないんですよね。

折角沢山のFFファンが駆けつけて来てくれたのだから、
その一人一人の顔を見たい！
そんな願いを叶えるべく、二人のやり取りは続きます・・・。

「あの〜召喚士に光を呼んで貰いたいと思います。どうぞ！」
「光〜〜〜」
「わ〜〜〜」
「お願いしま〜す」
「おっ！？おっ！？おっ！？」

森田さんの進言により、召喚士ユウナとしての力を使って会場内の
照明に光を呼ぼうとする青木さん。
が、しかし、照れが入っているためか１回目の呼びかけでは上手く
点灯しません。

再度、召喚士ユウナになりきって呼んでみます。

「光・・・・・・お願いします！」

パァ〜〜〜と徐々に明るくなって行くホールのあちこちから、
笑いと拍手の渦が青木さんに届けられます。

「あ〜、点いた〜。良かった〜」
「あ〜見えてますね〜」

しばしの間、お二人が僕たちと会場内の様子を観察し、その後は
青木さんの口から今回会場となった東京国際フォーラムについての
収容人数などの説明がされました。

「このホールはあの〜5,000人くらい入る、
　おっきいホールなんですよ！」
「5,000人ってちょっと分かりづらいんで、
　まあ、そうですね〜、東京ドーム６個分くらい？」

森田さんのボケに皆が一様に東京ドームを思い浮かべた為、
場内からざわめきが少しずつ消えて行きます。そして、

「いや、ドームは5,000人以上入るだろ！」

と、誰もが頭の中でツッコミを入れ、
あちこちでささやかな笑いが起こり始めると、

「すみませんね！！」

直ぐに謝る森田さん。
受けなかったギャグに対し潔く謝るその姿勢が良い感じ♪
更に二人の進行は続き、チケットの販売状況について、
青木さんから発表されます。

「あの、このコンサートのチケットは即日SOLD OUTだったそうです」

やっぱりチケットは即、売り切れだったみたいですね。
そうです、そうです。
そうでなければあんなに苦労してチケットを入手することは
無かったですもの。(T-T)
でも、最高のコンサートが体験できたので後悔はこれっぽっちも
無かったですけどね♪

そして青木さんの素晴らしい発表に、森田さんが力強く

「拍手！」

・・・と。
この掛け声により、会場内にまた大きな拍手が鳴り響きます。

「皆さん、どうもです。
　え〜、と言うことは目下5,000人の有楽町町民の皆さんが？」
「いや、有楽町で売ってた訳では無いので・・・」
「あっ、そうなんですか？」
「今は色々な所で買えるので・・・」

コンサートのチケットはｅ＋やチケットぴあ等で購入できました。
殆どの方がｅ＋を利用されたと思うのですけど、
すっかりFFワールドの住人として認知されていらっしゃる森田さんは
何処でチケットを入手されたのでしょうね？＞笑
青木さんのツッコミが冴えます。

そしてこの後はお客さん全員参加の出身地お訪ね会へと発展します。

「今から地名を言いますんで、該当する方はですね、え〜ウィンクで！」
「わ〜〜！？」

森田さんのユニークな表現法の提案に、場内は爆笑！
先ほどの東京ドームネタをかき消すくらいの勢いで笑いが
あちこちに飛び交います！
これには青木さんも思わず驚きの声を！

「(ウィンクするのは)右でも左でも・・・」
「(それだと)全然分からないんで、
　普通に拍手で良いんじゃないですか？」
「拍手で？」
「はい・・・」

結局、ごく一般的に、拍手で人の多さを計る方法に落ち着きました。
東京都、もしくは関東！と提示されたら
手が痛くなるほど叩いてやろう！と言う意気込みで
お二方が選ばれる出身地に耳を傾けます。

「はい、じゃあ、まず何処から？」
「え〜とですね、じゃあね、え〜〜〜・・・・・・ザナルカンド！！」

青木さんの質問に、溜めを作った森田さんの口から出た出身地は、
意外も意外？ザナルカンドでした！
さて、会場内にザナルカンド出身の人はいるのでしょうか？

パチパチパチ〜〜〜！！！

「いた〜！？」
「いるじゃん！」

結構大きな拍手が鳴り響きます。
数人ではなく、数十人単位で・・・。
こんなに多くのザナルカンドエイブスのファンが
集まっていたなんて！＞笑

「こんなにいると思わなかった」
「俺一人だと思ってたよ」

うん、うん。森田さんだけだと思ってた！＞笑

「じゃあ、私・・・異界送りしなきゃ・・・」
「おっ！」

あはは♪
青木さんの痛恨の一撃に、場内は更に沸きます！
司会役のお二人が大活躍されたFF10ネタが惜しげもなく繰り広げられ
皆さんの記憶も新しいためか、全体的に受けていました。
森田さんの反応も良いです。

「後でみんなで一緒に行き(逝き)ましょうね♪」

拍手の対象者に、笑顔で同意を求める森田さん。

「他には？」

２つ目の出身地は何処を指定してくるのでしょうか？
早く自分も手を叩きたいです！

「じゃあ、そうだな〜、私は高知県出身なんですけども・・・」
「あ〜、そうだね〜」

あらら・・・。残念ながら２つ目も僕の拍手は見送りそうです。
でも、そうそう！
青木さんのご出身は高知県なんですよ！皆さんご存じでしたか？
いえ、別に自分と何か共通点がある訳ではないのですが。(^^;
あっ！ちなみに森田さん(本当は)東京都出身です。＞笑

「四国から・・・いらっしゃっている方！」

パチパチ！
わずかながらも小さな拍手が聞こえます。

「えっ！？ホント？」
「居るの〜？」
「ホント？ホント？うわ〜すご〜い」
「すご〜い」
「すご〜い」

ホント？ホント？すご〜い、すご〜いと何度も連呼される青木さん。
よっぽど驚き、そして嬉しかったんでしょうね♪
でもそうですよね〜。
東京で開かれるコンサートにわざわざ四国から
いらっしゃってくれたんですもの。
旅費だけでウン万円掛かっちゃうんじゃないかしら？

「同郷の人が居る！」

って分かるだけでメチャメチャ嬉しいものですよね！

「それは(四国から東京までは)歩いて？」
「いやいや・・・」

青木さんと一緒に驚いていた森田さんも、機転を利かし
ギャグへと繋げます。
またもやみんなの頭の中は

「そんな訳ないじゃん！」

って事で、笑いが起こります！
そして森田さんのギャグを否定していたハズの青木さんが、

「泳ぎでしょう！」

と、今度は青木さんまでもがボケ担当に早変わり。
ツッコミを入れる人が居なくなった舞台は、
一瞬にして無法地帯モードへと突入してしまいました。
でもでもこれが功を奏して、森田さんのギャグに更に輪を掛け
まるで笑いの神様が光臨されたかの如く、お客さんたちの
楽しそうな声がホールにこだましました。

「泳ぎで？あ〜なるほどね！」

青木さんのボケに、何故か納得されている森田さん。(^^;
さて、そろそろ３回目・・・。
今度は？

「え〜北海道？」

パチパチパチパチ〜〜〜〜〜！！！！
一際目立った力強い拍手が、僕の左耳に届きました。
音源に耳と目が奪われると、僕が自分の席に着くため通路を開けて
下さったお兄ちゃんの一人が、一生懸命手を叩いています。

「ウワッ！あの兄(あん)ちゃん、北海道から来たんだ！？」

これには驚きました！

「お〜！？」
「ウッソ？」

半分、冗談のつもりだったのでしょうか？
自ら選んだ出身地からのお客さんに、森田さん自身も耳を疑い、
大いに驚いているご様子。

「みんな遠くから来てくれているんですね〜」

そうですよね〜。
FFって、これだけ多くの人を魅了しているんですよね〜。
その力、本当に計り知れません。

更に出身地の問いは続きますが、東京や関東など比較的
楽に来られる様なところは選出されないみたいですね。
自分が参加することは半ば諦め、これからどの様な面白可笑しい
出身地が司会者の口から出るのか！
自分の楽しみをそちらに切り替え、お二人の出方を待ちます。
すると、森田さんの口から、

「パスポートを使った方！」

との問いかけが・・・。あ、なるほど！
海外から来られている方もいらっしゃるかもしれないですよね。
でも、拍手は聞こえません。
さすがに居ないのでしょうか？

「居ない・・・？」

青木さんがキョロキョロと客席を見渡していると・・・。
パチパチ！
と、広いホールでもしっかりと聞こえて来る応(こた)え。

「あ〜！？」
「いるんだ！！」

この拍手に、何故か分かりませんが、皆さん大いに笑います。
凄すぎて思わず笑ってしまったのでしょうか？
結局、出身国が何処なのか？それともザナルカンドの様なギャグ
だったのか？
それらは定かではありませんが、僕のＨＰに来てくれたタイ人の
テニスさんの様に、海外の方にも人気のあるFFだったら、
やっぱり何処かの国の方が、コンサートのためにパスポートを使って
来日した！って思いたいですよね。
それが上記のテニスさんだったら、更に素敵な事だと思います♪

「地球外から来ている人は居ませんよね？」
「カミングアウトされては・・・」
「拍手している人がいるんでね、捕獲して下さい、その人♪」

森田さんと青木さんの司会、掛け合いは、本当に楽しいです！
演奏の合間に必ず行われるこのトークは、
当日のコンサートを大いに盛り上げてくれた１つでした。

「さあ、そろそろ・・・」

かなりの盛り上がりを見せた全員参加イベントも、
まだまだ続く演奏に、やがてお開きの時間が・・・。
ちょっと残念な気もしますが、
あくまで主役はオーケストラコンサート！

「じゃあ・・・闇よ・・・・・・！闇よ・・・！！」

森田さんの言葉に続いて、ここでまた、召喚士ユウナ(青木さん)の
出番がやって来ました！
光を呼んだときと同じ要領で、会場内に再び
「暗闇の雲(FF3より)」を呼びます。
これのお陰でバタバタと倒れていく人々・・・と言うオチは無く
またトークが始まる前の状態に戻っていきました。
ここでもささやかな笑いが起こります。

そして、この後は一気に３曲続けて演奏されます。
その１曲目を飾ったのは、

「エアリスのテーマです！」