20:28分
『 03.Love Grows(FF8より) 』

これまた説明不要のFF8を代表する名曲ですね。
上の方にも書いてあると思うのですが、僕のFF8遊戯歴は、良くて
試練の洞窟止まりですから、当然ゲーム本編で
この曲を聴いたことはありません。

8のサントラとフェイ・ウォンさんのアルバムで曲だけは散々
聴きましたけど。

会場では黒田さんのピアノとオーケストラの力で、
もう一つの「Eyes On Me」が生まれたわけですが、アレンジVer.の
Love GrowsはBメロ〜サビに重点を置かれているようでした。

曲の始まりはホルンによるゆったりとしたもので、
「Maybe yes, Maybe no」まで。
その後、今度は黒田さんのピアノが、流れる感じで同じラインを
辿ります。

そして、黒田さんのピアノをバックに、サビに向けて緩やかに進む
メロディーは、春の暖かい風を思わせます。
サビに入ると、前半はオーボエが活躍し、一番盛り上がる
「Shall I be the one for you」から、再び黒田さんのピアノと
バイオリンが、夢の世界へと誘(いざな)ってくれます。

また、２回目のBメロを迎える前に聞こえたフルートの調べは
とても気持ちの良いものでした。

ビオラを交えてBメロが始まり、サビの手前で一旦静まった会場を
力強いピアノが襲い、ティンパニーの響きに身体が震え、
目の覚める強烈なシンバルの一撃に酔いしれます。
ピアノとバイオリンに彩られた２回目のサビの始まりです。

バイオリンを主体に置き、バックで流れる甘辛いピアノは
１回目のサビ以上に心に訴えるものがありました。
オーボエ → フルート → バイオリン → ピアノと静かに移り行く
終わり方も素敵です。

パチパチパチ・・・
消え行く音を、再び蘇らせたのは僕たちの大きな拍手でした。
そして、直ぐさま次の曲が始まります。